感謝されたいエゴ

さて、エゴをみつめてみます。

最近わたしを悩ますエゴは
「感謝されたい」です。

それにときどき
「賞賛されたい」が混じります。

「賞賛されたい」はエゴが発生していることに気付けば簡単に抑えられます。
「じつはたいしてすごくない」という事実と
「私がすごいかどうかは他人には関心がないことだ」
という事実を思い出せばよいだけです。

いま私を悩ませているのは
「感謝されたい」です。

プライベートはかまいません。
「好きでやっていることでしょう」
「いやならやめなさい」
そう自分にいうだけです。

仕事が困ります。
お金をもらうのです。
お客様の期待にこたえなければいけないと思うと、ややこしいのです。

まぁ、あっさりいうと占い師です。

あたると評判ですが、
そこがどの程度重要なのかわかりません。

前向きになれました、
といっていただけると、いい仕事ができた気がして嬉しくなります。

あたってると思います、
とおっしゃりながらも元気なく帰られる方もけっこういます。

ご希望にそえる結果ではなかったわけです。

さて、どうしたものでしょうね。
いや、どうもしなくてもいいのかもしれません。

占ってほしいといわれる
占う。
契約成立です。
シンプルです。

悩んでる部分はエゴです。
「感謝されたい」という欲と
「リピーターになってほしい」という打算です。

なるほど。
悩みの正体がみえてきてました。

私は占いが好きで、意義を信じています。
個人的なことはそれでいい。
完結しています。

しかし、他の人にも価値観を共有してほしいとか、
ましてや商売にしようとしたらそれだけじゃダメです。

そこで必要だけどよけいなことを考えだします。

お金を払ってまで占いにくる人が何をもとめているのか、
とか
反感をもたれない結果の伝え方、
とかですね。

もしかすると、バッサリざっくり、ありのままを伝えるだけでいいのかもしれません。

そんなに真剣に信じてるわけではないのでしょう。

悪い結果を伝えたくない、というのは私のエゴです。
がっかりされたくないというのもエゴです。
元気をだしてほしいというのもエゴです。

本気で落ち込んでいて元気になりたい人は占いではなくカウンセリングにいくでしょう。

まぁ、商売としてはおいておいて、
占いでお客様にどうなってほしい、と考えること自体が僭越ですね。

ネガティブな結果がでると伝え方に気をつかいすぎてストレスだったのですが以後やめようとおもいます。

それでクレームが多発するようなら職業占い師としては向いていないのでしょう。
好きなことが仕事になるとは限らないの例です。

転職は特技です。
また転職すればよいのでしょう。

そんなものです。
誠実に仕事をすればとりわけ感謝されなくたって報酬を得るのになんら問題ありません。

……ここで意地汚くでもリピーターが、と思っちゃうあたりが悩みの種
煩悩ってやつなんでしょうね。