おかね(おあし)

おかねはまわすほうが楽しくなった。

はいってくる算段といれる作業はちょっとしんどい。

だす先を選ぶのもちょっとエネルギーを消耗する。

でも循環している状態が是と感じられるようになった。

昔はよくわからないまま、お小遣いや、バイト代が溜まるのがうれしくて、それでも、いざ出すときには、ほしいものがいっぱいあって、足りなくて、しんどかった。

いまはあんまり貯金には興味がない。少したまると奨学金の繰上返済や、もうちょっと余裕があるときは株式投資とかしたくなった。欲しいものは減った。と、いうより一度に使えるものが少ないことに気づいたから、欲しいものが買えなくてしんどいと感じることが減った。

いまは、貯金と株と、借金がちょっとづつある。
借金の嵩をちょっとづつ小さくしている。
貯金がちょっと増えると借金の繰上返済にあてるから絶対値はまだしばらく大きくなる見込みはない。

おかげで助かる。
身の丈に合うから。

でも、三年後には借金完済してもうちょっと経済活動の規模を広げたい。

使えるおかねが増えればできることも多くなる。
おあしが多ければ遠くまでいける。
でも、そのときに資金以外の準備もできていないと流出損になる。
エネルギーの漏電だ。

おかねはパワーだけど、方向性の選定や、制御力が不十分だと自爆の起爆剤になる。

お金の魔力は、ほかの魔力と同じ。
そのもの自体が魅力的だけど不用意に手を出すと危険。

いまはちっちゃいちっちゃい規模感に満足。
実年齢の割に未熟だとはおもうけどね…。

昔から、何ができるようになるのも同級生たちよりワンテンポ遅かった。

いまさらあせらずノンビリまいる。

この道はそれほど枝分かれしているわけではないので急ぐにあたわず。